無加温水槽とラガロシフォン・マヨールの越冬


 以前、ラガロシフォン・マヨールという水草の動画を作りました。
 今回は無加温&自然光水槽と、そのラガロシフォンの越冬のお話です。



導入時(2018.10)の動画
やたらと物々しいサムネですが、水草の動画を散々作ってきたので、この時は一風変わったアプローチにしたかったようです。
 (あわよくば「これから水草水槽を始めてみよう」という方に外来種問題を知っていただく機会になればと。また「外来種問題を取り扱う水槽動画」(と、その作り方)に少し興味があって、実験的にこんなサムネにしました。)

 なぜ「外来種問題」なのかというと、この水草は耐寒性があり国内帰化の恐れがあるらしいんですね(すでに一部地域での帰化が確認されてるようです)。



 うちは窓辺のボトルなど、無加温でやってる水槽も多いので、「そういう場所で活躍してくれたらな~」と思い、試しに導入してみました。
 最初から耐寒性目当てだったわけです。

導入時のようす。深緑色のが元々の葉で、黄緑色は導入前に水道水に数日浮かしていたら出てきた葉



 紛らわしいですが、こちらは元々ボトルや窓辺水槽でやっていたアナカリス。
 これの代わりに無加温水槽で頑張ってくれないかなと。。



◎導入時と半年後の比較
2018.10(導入時)

2019.4

 早いもので導入から半年経ったわけですが、室内とはいえ真冬の低水温でもビクともしませんでした。
 (その間、PCが壊れて動画編集が出来なくなったり、いろいろあって余計早く感じました。)

 簡単に育成環境をまとめると
 低床は大磯、屋内無加温(関東地方)、窓辺の自然光、底面式濾過、生体はヌマエビ数匹、施肥と給餌なし、放置中の換水なし、pH8.5~9、硬度未測定、植栽せずに鉛で巻いて沈めているだけです。
 非常に強靭で、国内帰化が懸念されるのも納得の印象でした。



2018.10

2019.4

2019.4

 アナカリスのように真冬でも成長しまくるという感じはなく、丈は伸びずに脇芽で横に広がるように成長するのが印象的でした。
 あくまで真冬のようすなので、この先水温が上がるとどうなるかは分かりません。
(ちなみに加温&CO2無添加の環境ですと、丈も伸びて水面でのたうってました)




2018.10

 施肥も給餌もない環境なのに、放置後のアナカリスは毎度こんなありさまでしたので(マツモで見えづらいですが。。)、今のところは「生長が旺盛なアナカリスの代わりに」という当初の思惑どおりに事は運んでくれているような気がします。

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