水草を視る


 透明感のある水草の種類は多いですし、透明っぽい水草だけ使った水草水槽というのをやってる方がいたら、どんな感じなのか?観てみたいと思いました。

 ※画像を押すと見やすくなります
 






 陸生植物より光にシビア(下葉に光を通す)だから、葉が透明な水草が多いんでしょうか? 自分は詳しくないので分かりませんが、「葉の透明感」というのもなんとなく「水草らしさ」のひとつのように感じています。






 それでなんで「水草を視る」とかいう無駄に大袈裟なタイトルなのかといいますと、自分が水草を眺める時に「面白い」とか「きれい」とか感じる見所の一つが「透明感」なんですね。
 それだとざっくりしてるので正確に言うと、葉の表面が反射する色(普通に言う「モノの色」)と、葉を透ける光の色(透過色)の両方を同時に観察出来ること、その両者が影響しあう感じがきれいだと感じるからです。

 陸生植物も例えば木洩れ陽のように葉の透過色を感じられますが、水草水槽を眺めている時の方がより顕著に、葉の透過色や、植物の周囲に満ちる光の気配のようなものを感じられる気がして、自分は気に入っています。

 そんなふうに水草の観賞を楽しんだり、写真を撮る時に意識したり注1、動画編集ではそういう部分が際立つように心がけてました。


注釈1:借り物PCのモニタがポンコツなので、ここに載せている写真が皆さんにどう見えているのか?は正直よく分かりません。。




そんなことを考えつつ、ふとレースプラントのことが頭をよぎりました。
 レースプラントにはあまり透明さを感じないですし、若葉がちょっと透明かな~というぐらいです(他のアポノゲトンの葉の方がよほど透明ですね)。
 まず葉の網目構造が目立ち過ぎて、透明感がどうのという見方はしてませんでした。

 レースプラントの網目構造の葉を超拡大して考えると、その(網目一つ一つの)断面はおそらく歪んだ円形だと思うんですが、円形ということは視線との関係が生み出す角度はほぼ無限な気がします。
 分かりやすく二次元的に円形という捉え方をしましたが、実際はこの円形の断面が三次元的に様々な方向に伸びていて、視点との関係が生み出す角度は、気の遠くなるような無限のパターンがあるわけですね。




 視線と葉の表面との角度が無限ということは、葉の「表面の色と透過色のバランス」というのも、レースプラントの1枚の葉には無限に存在するわけで、この情報量の集中が(自分の考える水草観賞において)レースプラントを特別なものにしているように思えました。

 少しややこしい話でしたが、備忘用に書いてみました。
 もし編集環境が復活したらこんな動画も作ってみたいですが、、これを分かりやすく、BGMなんかを工夫して適度にポップ(大衆的)にまとめられる自信がないですし、それまでにレースプラントをまた導入して、再び維持するところからですね。。







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